料理#5 揚げ焼き
明日から持っていくお弁当のおかずをどうしようか悩んでいた。
冷凍庫を見ると賞味期限から3か月ほど経過した冷凍の海老カツがあった。
これは2年ほど前から冷凍庫に入っている。
いつかちゃんと揚げて食べよう、という意思の基冷凍庫にずっと置かれていた。
しかし、油の処理がいやなので、揚げ物を作るのは1年に1度くらいのため滅多に揚げる機会がない。
この海老カツが冷凍庫に保管されてから2度ほど揚げ物を作ったが、いやまだそのときではない、と思いここまできてしまった。
ここまでくるともうちゃんと揚げることはないだろう、と勝手に解釈し揚げ焼きにて調理することとした。
揚げ焼きってたしか油を少なめに入れて焼くことだよな、と思い込みを基に調理を開始した。
油の量は普通の炒め物に使用するよりも少し多く入れた。大体おおさじ3~4杯分くらいだったと思われる。
フライパンを少し温めた後に凍った海老カツを投入した。
平べったい海老カツなので、なんとなく両面に油をつけてから焼いた方がいいだろう、と思いなんとなくまんべんなく海老カツをひっくり返しつつ両面に油をまとわりつかせた。
まずは解凍する必要があると思い、中火より少し弱めでふたをして焼いた。大体4分間。
4分後たぶん解凍されたように見えたので中火にして焼き始めた。
上面・下面大体3分ずつくらい焼いたが、衣がきめ細かいわけではないため、フライパンに接しているちょっとしたでっぱりの部分だけ焦げ目がついた。
なんか気に食わないので、押し付けながら1分間ずつ焼いたらややキレイ目の焦げ目ができた。多少満足した。
しかし、薄い厚みの側面が焼けていないことが若干不満だったが、まあ火が通ればいいか、と妥協することにした。
焼けた海老カツをよく見るとカラカラに乾いてるように見えた。
ここで脳内に餃子の調理方法がよみがえった。
あ、水を少し入れてふたをすればふっくらするのでは?、と。
試した結果、あれは餃子の皮だからよかったのであって、フライの衣には適用するべきではなかった。
カラカラではなくカリカリだったのかもしれない。
今となっては知るすべなし。
とりあえず、少しぺちょっとなった衣の海老カツの味は、明日わかることだろう。
今回思い込みで調理したが、先ほど揚げ焼きについて調べたところ、「揚げ焼きは食材がある程度浸かるくらいの油の深さで揚げる調理技術である。」(wikipedia)とあった。
まったく油が足りていなかったらしい。というか揚げ焼きですらなかった。
しかし、揚げ焼きでも結構な量の油をつかうものなのだと知った。
次回は揚げ焼きではなく普通に焼こうと思う。