大根おろし
買ってきた大根を何も考えず、とがった先端からすりおろして提供したら同居人に怒られた。
茎から遠いところは辛くて大根おろしに適していないらしい。
ちいさいころから大根おろしは辛いものだと思っていたので、そんなこと気にしたことがなかった。
試しに茎に近い部分を擦って食べてみたが、正直よくわからない。
しかし同居人は満足していた。
自分は味音痴なんだろう。たぶん。
いや、いままでの食生活で大根おろしについて、辛いものだと思っているから、辛みについては鈍感になっているだけかもしれない。
なかなか気にしながら食べないと舌がそこらへんについて敏感に成長してくれないので、きっとそうなんだと思う。
大根おろしなんだから辛くていいじゃん。どこでもいいじゃん。
は、相手の気持ちを考えていないことになるので、今後からは茎側を擦ろうと思う。
相手への理解は思いやりにつながる。たぶん。。。
なにが重要か、ひとそれぞれだと思われる。ので。
生の野菜への浸透圧
浸透圧なるものがあるらしい。
夏になってきた。最近やけに暑いと感じる。
食事をつめたいものでさっぱり終わらせたい季節だ。
そんなわけで、ニラ入りのそうめんを作ってみた。
茹でたそうめんの上に刻んだニラ、長ネギとめんつゆをかけてフィニッシュ。
少しだけにんにく入れた。
これはさっぱりしておいしいね。となるはずだった。
生のまま何もせずいれたニラはとても辛く、食べられたものではなかった。
ついでに言うなら、同居人に怒られた。
何も処理していない生のままのニラなんて食べられない、と。
え、でも君は前に生のニラを出してきて、おいしかったじゃん。といったが、それは「浸透圧」を利用したからおいしく食べられたのだと諭された。
どうやら、ほんとに何も処理していない生のニラはダメらしい。
聞いてみたところ、塩分の強い液体等でニラを浸し、少し時間をおけば「浸透圧」の関係で辛くなくなりおいしく食べられるとのこと。
同居人は、器の中に麺と絡んでいる具材をなんとかすべて回収し、めんつゆにつけて30分ほど放置するとのこと。
そんなんで変わるのか?
30分後、器に改めてめんつゆに浸した具材をかけて食べてみた。
辛みがなくなっている。すごくおいしい。
浸透圧ってすごい。そう思った。
とりにくの下処理
あるとき、鶏肉でカレーを作ることになった。
いつも胸肉かモモ肉を一口大の大きさに切り、焼いた後に野菜と合わせて炒めて、煮込んでカレールー入れて完成、という感じ。
こんな感じでいつも作っているが、いつも「とりにく固いなぁ」「まあ、うまみがルーにとけているからしかたないのかな」と思っていた。
よくよく考えると、お店で食べるカレーの鶏肉は柔らかくおいしく食べられている。
ではなぜ家でつくったカレーの鶏肉は固くてあまりおいしくないのか。
少し調べてみることにした。
どうやら、下処理が重要らしい。
調べた結果を基に、以下の工程を実施した。
①鶏肉をフォークでまんべんなく刺す。(何かがしみこみやすくなる?)
②鶏肉を一口大に切り、フリーザーパックに入れる。
③②のフリーザーパックに、水100ml、塩5g、砂糖5gを入れてそれらがしみこむように鶏肉をもむ。
④③のフリーザーパックを冷蔵庫で数時間放置。(実は15分ほどでいいらしい。不安なので長時間置いてしまった。)
その後、同じように鶏肉をフライパンで焼いた。
なんとなくだが、カレールーと一緒に煮込むと鶏肉が固くなるような気がした。そのため、野菜を炒めて煮込んで固形ルーを入れ、カレールーが完成してから鶏肉を後入れした。
下処理してもそこまで味は変わらないのでは、たかだがフォークで刺して塩・砂糖水につけただけじゃん、と思いながらカレーを食べてみることにした。
結果、感動した。
鶏肉はお店で食べるようにものすごく柔らかかった。おいしすぎる。
同居人も「お店みたく柔らかくておいしー」と言っていた。
まさか家でこんなにおいしいチキンカレーが作れるとは思わなかった。
というか、下処理でこんなにも味が違うなんて思ってもいなかった。
後日記載しようと思っている、洗剤つけ置きの時のような衝撃だった。
その後、鶏肉料理をする際は上のような下処理を必ずすることにした。
このひと手間で味が全然違うので、手間が全く惜しくない。
カレーの感動により、自分が変わったのを感じた。
何にせよ、下処理は素晴らしい。
スイーツ#3 徳永シェフ監修 ティラミス
先週あたりから気になっていたセブンイレブンのスイーツを購入した。
「徳永シェフ監修 ティラミス」
食べたが、クリームが滑らかで甘くておいしかった。
口に含もうとしたときショコラの香りがふわっとしてよい。
ティラミスあるある、中にコーヒーでふやけたクッキー層?があって、この苦みがティラミスのいいところだなあと思った。
すごくおいしかった。
ここまで書いておいてなんだが、どのティラミスを食べても同じ味がする。
自分で作ったティラミスとかほかのティラミスとか食べてきたけど、あまり違いがわからない。
食べ比べしない限りわからないかもしれない。
もしかすると食べ比べしてもわからないかもしれない。
これは、ティラミス自体が完成されたスイーツでだれが作ってもおいしい素晴らしいものなのかもしれない。
自分がバカ舌という可能性も大いにあるが。
お菓子#4 ちょこ愛がすぎるポテトチップス
お菓子#2で書いたチョコがけポテトチップスの新作を購入した。
「チョコ愛がすぎるポテトチップス」だ。
お店で見かけたとき「またチョコメインのポテトチップスか」と思いながら裏面をみたところ商品名のところに「ポテトチップス」と記載されていた。
どうやら、チョコではなくポテトチップスの方がメインのお菓子のようだ。
なるほど、ポテトチップスのほうね、と思いつつあまり期待せずに購入した。
食べてみると、これはポテトチップスだった。
ポテトチップスの塩気がしっかりときいている。少しかかっているチョコは塩気をよりおいしく感じるためのサポート的な味におさまっていた。
これがすごいのはチョコが味のサブになっているところだ。
他のチョコ掛けポテトチップスはチョコの味が強く感じられ、ポテトチップスの強みである塩気があまり感じられず、後を引く味ではない。
しかし、今回の新作は違う。しっかりとポテトチップスの強みが出ている素晴らしい味だ。
一口食べた後、夢中で食べきってしまった。
これは、おいしすぎる。
記事に商品の公式HPを載せようと思ったが、カルビーの公式の商品一覧に出ていない。なぜ。
カルビーもこのようなチョコ掛けチップスをようやく出してきたか、と思ったが調べてみると「贅沢ショコラ」という商品が先に出ていた。
これ、カルビーのだったんだ。
個人的にはあまり合わなかった。
明日残っていたらまた買おうかと思う。
料理#5 揚げ焼き
明日から持っていくお弁当のおかずをどうしようか悩んでいた。
冷凍庫を見ると賞味期限から3か月ほど経過した冷凍の海老カツがあった。
これは2年ほど前から冷凍庫に入っている。
いつかちゃんと揚げて食べよう、という意思の基冷凍庫にずっと置かれていた。
しかし、油の処理がいやなので、揚げ物を作るのは1年に1度くらいのため滅多に揚げる機会がない。
この海老カツが冷凍庫に保管されてから2度ほど揚げ物を作ったが、いやまだそのときではない、と思いここまできてしまった。
ここまでくるともうちゃんと揚げることはないだろう、と勝手に解釈し揚げ焼きにて調理することとした。
揚げ焼きってたしか油を少なめに入れて焼くことだよな、と思い込みを基に調理を開始した。
油の量は普通の炒め物に使用するよりも少し多く入れた。大体おおさじ3~4杯分くらいだったと思われる。
フライパンを少し温めた後に凍った海老カツを投入した。
平べったい海老カツなので、なんとなく両面に油をつけてから焼いた方がいいだろう、と思いなんとなくまんべんなく海老カツをひっくり返しつつ両面に油をまとわりつかせた。
まずは解凍する必要があると思い、中火より少し弱めでふたをして焼いた。大体4分間。
4分後たぶん解凍されたように見えたので中火にして焼き始めた。
上面・下面大体3分ずつくらい焼いたが、衣がきめ細かいわけではないため、フライパンに接しているちょっとしたでっぱりの部分だけ焦げ目がついた。
なんか気に食わないので、押し付けながら1分間ずつ焼いたらややキレイ目の焦げ目ができた。多少満足した。
しかし、薄い厚みの側面が焼けていないことが若干不満だったが、まあ火が通ればいいか、と妥協することにした。
焼けた海老カツをよく見るとカラカラに乾いてるように見えた。
ここで脳内に餃子の調理方法がよみがえった。
あ、水を少し入れてふたをすればふっくらするのでは?、と。
試した結果、あれは餃子の皮だからよかったのであって、フライの衣には適用するべきではなかった。
カラカラではなくカリカリだったのかもしれない。
今となっては知るすべなし。
とりあえず、少しぺちょっとなった衣の海老カツの味は、明日わかることだろう。
今回思い込みで調理したが、先ほど揚げ焼きについて調べたところ、「揚げ焼きは食材がある程度浸かるくらいの油の深さで揚げる調理技術である。」(wikipedia)とあった。
まったく油が足りていなかったらしい。というか揚げ焼きですらなかった。
しかし、揚げ焼きでも結構な量の油をつかうものなのだと知った。
次回は揚げ焼きではなく普通に焼こうと思う。
料理#4 次のステップ
基本、料理は材料を切る⇒炒めたり煮たりして作っている。
しかし、次のステップに進まなければと最近思う。
次のステップとは、成型、である。
野菜炒めとかは以下のステップとなる。
①材料をある程度の大きさに切る
②炒める
③味をつける
しかし、ハンバーグを作る際は以下のステップとなる。
①材料を細かく切る
②下味をつけつつ材料を混ぜる
③成型する
④焼く
⑤味をつける(ソース作成など)
この二つの料理の差は、材料を混ぜて成型する、というところかと思われる。
それは餃子であったり、お好み焼きであったり、材料の原型を消し新たな形を作る料理は「一歩先のレベル」のように感じる。
普段つくる料理と言えば、適当に選び適当な大きさに切った野菜で作る味噌汁であったり肉炒めなどである。
この原型にとらわれる料理から常日頃脱却したいと思うが、どうしても手間をかけたくないという思いの方が強いのか、原型レベルに留まってしまう。
また、原型をとどめない料理はどんなものがあるのだろうと考えたときパッと思い浮かばないということろもある。
人それぞれ次のステップは色々あるのだろう。それは炒め方であったり、味のつけ方であったり。
自分にとっては材料の原型をとどめていない料理が作られないことが若干コンプレックスになりつつある。そのうち、面倒くささよりコンプレックスが上回ったときが来る。そのときこそ、次のステップに移るときなのだろう。
しかし、それはあと何年後に来るのかわからない。
やろうと強く思わない限りその時はこないのかもしれない。